被爆ピアノコンサート「未来への伝言2019」は、早稲田奉仕園スコットホール献堂100周年、セミナーハウス開設50周年を記念し、8月9日(金)に昼夜2公演を行いました。
両公演とも数日前にはチケット完売になり、当日は猛暑の中、200名ほどの方々にご来場いただき大盛況でした。
オープニングはクラーク記念国際高等学校生が「アメージンググレイス」を今年2月に設置されたパイプオルガンの伴奏で合唱しました。
早稲田奉仕園朗読講座講師の飯島先生は朗読を通して原爆の悲しみを伝え、出演者の谷川賢作さん、佐久間大和さん、おおたか静流さんはそれぞれピアノ、ヴァイオリン、歌でその思いを伝えてくれました。
2020年夏には映画「お母さんの被爆ピアノ」が上映予定で、その主題歌を歌っているシンガーソングライターの南壽あさ子さんもゲストとして出演。ピアノの弾き語りで素敵な歌声を披露してくれました。
また、再生した「被爆ピアノ」を平和の使者として役立てたいと活動している調律師の矢川光則さんもゲスト出演。前夜他会場からトラックでピアノを運び、コンサート後には次の会場に向かうというハードスケジュールの中、お話を伺うことができました。
スコットホールギャラリーでは写真展「世界ヒバクシャ展」が同時開催され、多くの方が足を運んでくださいました。記帳いただいた72名の方々、感想を記してくださった方々、ありがとうございました。
早稲田奉仕園にとっても記念すべき大切な機会となった被爆ピアノコンサート「未来への伝言2019」、そして写真展「世界ヒバクシャ展」、平和へのメッセージを未来へと繋げていくことが期待されていると深く思いました。