沖縄フィールドワーク2018を開催しました

2018年ゴールデンウイークの4月30日(月)から5月4日(金)までの5日間、離島も含む沖縄各地をフィールドワークとして行いました。複雑な沖縄の歴史やアイデンティティー、そして基地移転問題など知識だけでなく、現地の風土を肌で感じながら学びました。参加者は16名、ガイド2名、引率3名の計21名でした。

事前に学習もしていましたが、実際の戦争時の沖縄の雰囲気を聞くことができ、現実を目の当たりにしたフィールドワークでした。戦争が過去のことではなく現在に続く問題として捉えている現地の方の声や現実に静かに耳を傾けました。

 

「不屈館」や「反戦平和資料館」といった場所で、戦争当時から戦後にかけての歴史を資料と実際に使用されていた戦時品からも学習しました。

 

沖縄が現在直面している問題として、米軍基地問題があります。地元沖縄の方でも様々な意見がある複雑な問題ですが、基地の歴史とそこに暮らしている人たちの様子、そして辺野古や嘉手納基地を見学し、本州の人ではなかなか想像のつかない人々の心情を知ることができました。

 

5月といえども、日中の沖縄は陽射しがかなり強いです。天候にも恵まれ、海辺で海水浴や芝生でのんびりと過ごすこともすがすがしい気持ちでした。

開放的な気分の中、自然と打ち解ける不思議な雰囲気が沖縄にはあります。

 

今回のフィールドワークでは、読谷村や伊江島といった普通の沖縄観光ではなかなか行かない場所も多く訪れました。

美しい海と空と戦争という対比がとても心を打ちます。

5日間の沖縄フィールドワークを終えて、皆疲れてはいましたが行く前よりも充実した表情で帰ってくることができました。

沖縄ロス(?)になりそうですが、今回の学びは英気を養いそれぞれの学生生活や社会人生活に新たな活力を与えてくれました。

コメントを残す