STUDY HALL vol.43 映画「エミリーとブレーキー」上映&トーク + ミニLIVE を開催しました!

12月6日(金)、STUDY HALL vol.43 【Visibility, Belonging and Identity—見えること、いること、存在すること—】映画「エミリーとブレーキー」上映&トーク + ミニLIVE
をスコットホールで開催しました!

当日は、シンガーソングライターで映像作家の三浦アークさんと歌手の高橋エミさんが出演。司会は早稲田奉仕園の鄭が担当しました。45名の来場があり、冷え込んできた冬に心温まる盛況な夜となりました。

まずは三浦さんが「Invisible」という曲をウクレレで披露。「If I could be invisible for just one day」(もし一日だけ透明になれたら)と軽快なメロディで始まったこの曲は、三浦さん自身が中学生の時学校でいじめにあった経験を元に書かれた曲でした。それから上映された映画「エミリーとブレーキー」でも学校での居心地の悪さから居場所を音楽に見つけ、自己表現していく主人公が描かれています。

上映後には高橋エミさんも交えてトーク。お二人の出会いのきっかけともなった高橋さん主演の1959年映画『キクとイサム』の裏話に始まり、会場が笑いに包まれる場面もありました。

また、写真もみながら現在進行中の新たなプロジェクトについてもお話しいただきました。『キクとイサム』に出演当時まだ幼かった高橋エミさんと奥の山ジョージさんのその後の人生を追ったドキュメンタリー「Kiku’s Legacy」のプロジェクト。その制作のためにお二人は最近よく顔を合わせており、近年中の完成に向けて、制作費を集めるクラウドファンディングも行っているとのことです。

【プロジェクト宣伝動画】
https://youtu.be/g9bOB0G-M9k?si=lHQYHyi8myBQhDU3
【クラウドファンディングサイトGoFundMe】(英語)
https://gofund.me/85aab5ba

最後は三浦さんの「Thank You」の演奏がありました。三浦さん、高橋さんのそれぞれ感謝したい人について語っていただいたあと、スコットホールに優しく響き渡ったピアノの弾き語りが来場者の心を優しく揺さぶるひとときとなりました。

 

Photo by Bahoya Kani Paul

 

来場者からはこのような感想がありました。

「うまく表現しにくい自分の気持ちや経験を歌や映像にすることで、様々な人が引きつけられたり、共感できると思いました。歌の中の、透明になりたいと思っていたけれど、本当は透明にはなりたくなかった、理解してほしかった、というのが印象的でした。」

「エミさんとアークさんの話はずっとずっと聞いていたい位、楽しくて良かった。」

「貴重な機会をありがとうございました。アークさんのウクレレだけでなくピアノまでおききできて本当によかったです。私は外国にルーツはありませんが、クラスや大学で会話に入れないとき、消えたいと思ったことは何度もあります。あの時の自分が昇華された気持ちになりました。」

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