5月9日(火)にインドのエクタ・パリシャド創立者、ラジャゴパール氏の講演会を開催しました。
常任理事の大橋正明先生による紹介で、第40回庭野平和賞受賞のために来日されていたラジャゴパール氏に受賞記念講演に先駆けてリバティーホールで講演をしていただきました。
主催は(一社)日印サルボダヤ交友会、(公財)早稲田奉仕園、(NPO法人)アーユス仏教国際協力ネットワーク、(NPO法人)シャプラニール=市民による海外協力の会の4団体でした。
ラジャゴパール氏は、インドのUP州でエクタ・パリシャド(Ekta Parisad)という組織を立ち上げ、25万人の小農民や先住民の農地など自然資源に対する権利獲得運動に非暴力不服従主義で長らく取り組む、ガンディー主義者です。
ラジャゴパール氏は、ガンディー主義に基づき非暴力的に対話によって政府に働きかけをしています。特にインドのマイノリティである先住民、漁民、難民、スラム住民、農民など不安定な経済状況を安定させるための経済ビジョンを政府に提言したりしています。
そして教育にも力を注いでいます。特に教員への訓練も取り組んでいて、地域の奉仕活動の実践や平和学習カリキュラムの導入をして責任ある人間形成を立ち上げているとのことでした。青年に対してはピースクラブ(平和のためのグループ学習や活動)を発足させてネットワークを広げているということでした。
青年たちが警察や軍隊に任せないで、自分たちで平和を気づいていく教育を目指しているとのことで、平和な社会を築いていく普遍的なメッセージを講演していただきました。