7月4日(木)に第3回のミャンマー連続講座を開講しました。
今回の講座では、日本に暮らすミャンマーに人々に焦点を当て、長年NHKビルマ語放送に携わってこられたフリージャーナリストの田辺寿夫さんをお迎えしました。
高田馬場は、日本の中でミャンマーにルーツのある人々がもっとも多く暮らしている地域であり、ミャンマー料理のお店もたくさんあります。早稲田奉仕園も、1990年代半ばにビルマ市民フォーラムの設立準備会がセミナーハウスにて開かれるなど、ミャンマーとのつながりがありました。また、現在においても、日本バプテスト同盟東京平和教会を通してカチン族やカレン族の方々との関わりがあります。
田辺さんは、高田馬場で出会ったミャンマーの人々とのエピソードを入り口として、難民認定申請など在留管理にかかわる制度上の問題から、子どもたちの教育とミャンマーへの帰国を巡る親たちの葛藤、ミャンマーの民主化と在日ミャンマー人の関わりなど、幅広くお話くださいました。当事者の声を聴くことを大事にし続けてきた田辺さんのお話は、とても重く響きました。
最終回第4回目は7月18日(木)に上智大学の根本敬さんをお迎えし、ミャンマーの民主化を巡る今後の行方、展望についてお話いただきます!