3年目となったシクラメンプロジェクト。今回もあたたかな出会いがたくさんありました。
早稲田学生寮の留学生や大学生と恵泉女学園の学生が集い、スタッフも合わせて34名が行ってまいりました。
22日(金)夜に早稲田奉仕園を出発し、23日(土)の朝に岩手県大槌町浪板地区に到着しました。小高くとなったところから町を一望し、津波が家々を流していったことを再認識します。
交流センター付近のお家、仮設住宅にお住まいの方々をお訪ねし、シクラメン、クッキーとクリスマスカードをお渡ししながら、お話をしました。3年目となったこともあり、「また来てくれたんだね」と涙ぐんでくださる方や、「昨年もらったシクラメン、元気に咲いてるよ」と見せてくださる方もいました。
「昨年もらったシクラメンの種がとれたんだ。ほら、そこ見てごらん」と言った方の指の先には・・・
小さなシクラメンの芽!なんとも言葉にできないうれしい出来事でした。
これからもシクラメンが皆さまのそばできれいに咲いてくれることを祈ります。
今回は怪獣同盟が参加してくれ、子どもたちの人気者となりました。
交流センター館長の野崎さんから震災直後のお話を聞きました。最後に「これから私たちができる支援は?」という質問に対して「浪板を忘れないでほしい。また、いつでも、来てください。」と言ってくださいました。
日は沈み、寒くなった夕方、昼間ご不在だったお宅へ再び伺いました。練習を重ねた賛美歌を歌いながら・・・キャロリングの歌声が東京では見られない美しい星空へ響いていきました。
夕食後からは絆バンドタイム。できたての新曲も演奏してくださいました。学生たちも自前のダンスやパフォーマンスを披露し、楽しい交流のときとなりました。
24日(日)は見送りに来てくださった方々へ手を振りながら浪板を後にし、新生釜石教会の礼拝に加えていただきました。
釜石はまゆり飲食店街で昼食を頂いた後、帰路につきました。ハードスケジュールだったものの、学生たちは浪板の方々との交流を通して元気をいただいてきたようです。