冬のスキー・スノボ旅行 in 万座

2025年1月11日から12日にかけて、群馬県の万座温泉日進館にて一泊二日のスキーツアーを開催しました。寮生と私たちRA、そして引率のスタッフの方々を含め、計15人の旅となりました。冬の温泉地でのアクティビティは、まさに日本ならではの魅力を存分に味わえる時間でした。

1日目は朝早くバスで出発し、万座へ向かいました。途中のSAや道の駅で名物ラーメンを堪能したり、お土産を購入したりと、移動時間も楽しみのひとつでした。約5時間で万座に到着すると、早速スキーやスノボを始めました。天候に恵まれ、最高の雪質の中、初心者から経験者まで皆が楽しむことができました。

スキー初心者の人たちにはインストラクターの丁寧な指導があり、初めてでも笑顔で滑っていました。スキーリゾートの一部閉鎖されていたのは少し残念でしたが、皆が見える範囲でお互いに支え合いながら滑ることができ、団結感を感じられました。

外でアクティブに動いた後は、宿泊先である万座温泉の日清館で夕食と温泉を楽しみました。夕食はビュッフェ式だったため、留学生たちにとって、今まで躊躇していた食材も少しずつトライできる環境で美味しく食べていたことが嬉しかったです。特にどら焼きを自分で作れるコーナーでは、留学生たちも楽しみながら挑戦していました。

温泉では、どこの温泉でも見たことがないような湯気が舞い、本格的な温泉を数種類楽しみました。特に、歩いて90m程のところにある屋外の露天風呂は、雪景色を見渡せるような開放的な作りになっており、心地の良さに魅了されました。

その後、大広間でカラオケ大会を行い、親睦を深めました。英語、日本語、スペイン語の曲を歌い、お互いの文化に触れ合いながら大いに盛り上がりました。旅館の浴衣を着て、歌ったり踊ったりするのは貴重な体験でした。

翌朝、窓の外には美しい雪景色が広がり、つららや真っ白な山々に心を奪われました。ビュッフェ式の朝食でしっかりエネルギーを補給し、再びゲレンデへ。初心者も二日目には上達を感じるようになり、みんなの笑顔が印象的でした。

昼食には、日本のスキーならではのカレーライスを食べました。その後、温泉で心と体を癒してから帰路につきました。留学生たちは、日本のスキー文化の特徴として「温泉で温まる」という習慣に驚きつつも感心していました。ヨーロッパやオーストラリアでは、滑りながらビールを飲み体を温めるという考えがあるそうで、文化の違いが興味深いなと思いました。

今回、RAとして初めてスキーツアーの引率を担当しました。 寮生たちがスキーやスノボを通じて新しい挑戦をしたり、日本文化に触れたりする姿を間近で見ることができ、とても充実した時間を過ごしました。浴衣の着方や布団の敷き方、そして旅館の独特な雰囲気を体験することで、留学生たちにとっても学びの多い旅行になったと感じています。このような貴重な機会を提供してくださった早稲田奉仕園の寮スタッフや日進館の皆様に心より感謝申し上げます。今回の旅行で得た交流や経験を大切にし、今後も日本の魅力を感じられる企画を続けていきたいです。

文:早稲田奉仕園RA 岡本唯

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