STUDY HALL vol.33 浅見安二郎コンサート「ブルースハープの世界」を開催しました!

12月7日(土)、STUDY HALL vol.33 浅見安二郎コンサート「ブルースハープの世界」が開催されました。今年最後のSTUDY HALLはこじんまりとした温かい雰囲気に包まれながら行われました。当日はずっと雨が予想されていましたがコンサート開始前には止み、ホッと一安心。続々とお客さんが集まってきました。

 

浅見安二郎さんは、ブルースハープの伝道師として、普段は埼玉を中心に演奏活動を行っていますが、今回スコットホールギャラリーでの演奏が叶いました。冬の赤レンガの暖かさに相まって、ギターの高橋新吾さんに支えられながらブルースハープの音色が会場に響きわたります。

「ブルースハープ」という普段あまり聞きなれないこの楽器は、10つ穴のハーモニカのことを言います。司会は装丁家の桂川潤さんに担当していただき、この日も多くの人がはじめてこの楽器のことを知るようだったので、基本的な質問をなげかけながらのレクチャーコンサートという形になりました。

 

印象に残ったのは、この楽器は「吹く」というよりも「吸う」楽器であるということでした。10個の穴しか空いていないのにどうしてそんなにいくつもの音がでるのかという質問に、浅見さんがそう答えていました。ブルースハープは片手に収まるくらいのコンパクトな楽器で、とても小さいため、そのように吸ったり吹いたりすることによって音を変えているそうです。ブルースハープ自体の種類もたくさんあるようで、演奏曲の音階によって使い分けていたのも印象的でした。また、舌で穴のふさぎ方を調整し、リズムを打ちながらメロディーを同時に奏でるという技には、本当に圧巻!ブルースハープの奥深さを堪能できた1時間半になりました。

 

参加者のみなさんからは、

 

「選曲が良く、とても楽しめました。ハーモニカのレクチャーもとても興味深く、改めて音色の多様性を実感しました。寒い日でしたが、心がとても温まりました。ギターも素敵でした。」

 

「楽しい内容のコンサートでした!また開催して欲しいです。会場もレンガ作りの歴史ある所でよかったです。」

 

「すばらしい音響の中ですばらしいハープの音色!」

 

とのお声を寄せてくださいました。

この会場でできたからこそ、演奏が一層際立ったのではないかと思うと、とても嬉しく感じます。本当にありがとうございました。

 

今月発売されたばかりの浅見さんのCD『リベルタンゴ』も必聴です!今回のコンサートにお越しになれなかった方はぜひチェックしてみてください。

 

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