8月4日〜6日、第9回富士登山プログラムを開催しました。参加者は留学生7名、友愛学舎生1名、レジデントアシスタント1名、スタッフ1名、NPO法人ココロとカラダを育てるハッピープロジェクトから5名の計15名でした。
参加した学生からの感想を掲載します。
友愛学舎3年 横山
今回、奉仕園が主催する『富士登山』のプログラムに参加しました。国際学舎の学生や奉仕園のスタッフの方とともに富士山頂を目指すという二泊三日のプログラムでしたが、その中で留学生と英語でコミュニケーションを取りながらお互いを知っていくことが出来たのが、私にとって普段の大学生活の中ではあまり体験できない貴重な経験になったと感じています。
プログラムの内容として、体力ももちろんですが精神力が必要なものであったため、参加者はほとんどお互いを知らないにも関わらず声を掛け合い励まし合いながら、楽しみながら登山をすることが出来ました。そうして参加者全員が山頂に登頂することが出来て、とても嬉しく思います。 私が参加してみて気が付いた点は、参加者の留学生同士が相手の母国のことをその人の母国語を使って聞いたりしていたことです。中国からの留学生には中国語であいさつしてみたり、ドイツ人にはドイツ語と英語の違いを聞いたりしていて、互いに言語が違えど皆で楽しく交流することができ、英語が苦手な私でも簡単な日常会話でお互いを知ることが出来ました。
私一人では登りきることが出来なかったかもしれないですが、同じ目標や目的を持つ人がいることでそれが自分にとって大きな力になるということを知ることができました。これらのことは来年以降このプログラムに参加する友愛学舎の学生にも伝えていきたいと感じています。
レジデント・アシスタント 田中
私自身も含め、参加者同士の交流が、より親密になるだけでなく、国籍、性別、言語を超えて広がってく様子を見ることができました。最初は、どうしても同じ国の人と近かったのですが、登山中、一列で前後の人を慮るうちに、新しい組み合わせ、交流が生まれていたと感じます。さらに、休憩の度に列の並びも変り、全員が等しく交流できたと感じます。行きの電車の中では、それぞれ同じ出身国の人同士が隣になっていましたが、帰りは皆で席を向かい合わせ、語り合い、ゲームをしたことによく表れていると思います。
RAとして、留学生を補助する立場にあるという自覚を深めました。自力下山が難しい寮生の補助などをするにつれ、責任感を学ぶことができました。特に、常に皆を鼓舞していたプロのガイドの方の姿勢から多くを学ぶことができました。
天候にも恵まれ、素晴らしい日の出を見ることもできました。また来年も富士登山プログラムを開催する予定です。お楽しみに!