現在上映中の映画「少女」、ご覧になりましたか?
駅や映画館で「どこかで見覚えのある…?」ポスターをご覧になった方もいらっしゃることと思います。
そうです!
映画「少女」の撮影は、ちょうど1年前の10月、スコットホールで行われました。
この映画の監督三島有紀子さんは、ヴォーリズがキャンパスを設計した神戸女学院のご出身。
建築好きを自称するだけあって、撮影前のロケハンではスコットホールの塔屋や屋根裏までくまなく見学され、特に神戸女学院の講堂と類似している舞台正面の壁のアーチ状の形態や舞台の高さがお気に入りの様子でした。
「少女」の封切りを前に「建設通信新聞」(2016年10月6日付)の「けんちくのチカラ」に三島監督のインタビューとスコットホールが紹介されているのでご紹介します。
記事の中で三島監督は、スコットホールについて「素晴らしい意匠、空間ももちろんですが、歴史があることがとても重要。歴史は人工的に作れません。(中略)私の考えを伝えてくれる空間がスコットホールだった」と語っています。
その言葉通り、映画では、とても重要なシーンとしてスコットホールが使われ、インパクトのある空間として描かれています。そして、生と死の危うさの中で、少女たちが敢えて生きることを希求することを象徴するシーンとして、何度も登場します。
映画やTV、雑誌などに登場することが増え、ますます注目度が高まっているスコットホール。ご利用の方にはもちろん、このような機会を通じてもスコットホールの良さを知っていただけるのはうれしいことですね。
映画「少女」の公式サイトはこちら
三島有紀子監督のブログはこちら
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