1921年に学生の施設として建てられたスコットホール。
昔の資料によると、建設当初も現在と同じように学生たちに貸しホールとして使われていたようです。
今回、韓国の慶尚北道安東市のMBC放送局より取材を受けたのは、新幹会という独立運動団体の東京支会の設立大会が、1927年5月27日にスコットホールで開催されたという歴史的な事実についてでした。
番組は安東MBC創立46周年ドキュメンタリー「独立運動に込められた慶尚北道人の魂」というもので、日本、中国、アメリカを取材されているとのこと。
今年の11月に放送予定だそうです。
当時、日本の植民地であった韓国。1920年代は日本においても留学生たちを中心に独立運動の動きが活発化していく時代でした。
一時とはいえ、かつてもスコットホールが日本と朝鮮半島の人々を繋ぐ役割を果たしていたことを、改めて深く思った一日でした。