11月7日から10日のあいだ、はせがわいさおさんファミリーによる「スターリィマンからの贈りもの展」が開催され、本日最終日を迎えました。

はせがわさんが創作している「スターリィマン」とは、「愛や希望、夢を届けるために世界や日本の様々な場所を旅する人物」です。

誕生秘話もお聞きしました。ご主人のいさおさんは、娘さん・祐希さんが３歳の誕生日の時にプレゼントに絵を描きました。題名は「ユキへのおくりもの」。いさおさんが３歳の祐希さんから好きなものを聞き取って、それをもとに描いたとのこと。スターリィマンは、いさおさんの祐希さんへの愛から生まれたのですね。

そして今年でスターリィマンは28周年。ギャラリーには28年のあいだに描かれたスターリィマンが行く先々の風景が散りばめられ、レンガ造りの雰囲気にとても馴染んでいます。

　

作品には、はせがわさんの奥様・芳見さんが創作した物語が添えられているものもあり、

イメージが広がります。娘さんの祐希さんは物語の朗読やデザインを手掛けていらっしゃり、

その絵を表すような温かなご家族で、私もついつい長居してしまいました。

 

その深い藍色や橙がノスタルジックな作品は心を落ち着かせ、童心へ帰る感覚をおぼえます。

中には実際にある風景ではなく、はせがわさんのイメージの中にある原風景を描いたものもあり、とても幻想的でした。

一方でお話を伺うと、東日本大震災の被災地など記憶を「語り継いでいく」メッセージが込められており、お話を聞いた後に鑑賞すると、また見方が変わります。会津若松ご出身とのこと。故郷への想いが紡がれています。

　

 

はせがわさんファミリーは「コミュニケーションアート」と題し、紙芝居や朗読の活動もされていらっしゃいます。その展示や紹介もあり、子どもたちが見たら本当に喜びそうな昔ながらの雰囲気も楽しむことができました。

 

来る11月22日(日)には当園スコットホール講堂にて「いい夫婦の日コンサート」が開かれます。

今回の展覧会を逃した方も、はせがわファミリーが届けるスターリィマンの世界＆朗読をご覧いただける機会ですので、お越しになってみてはいかがでしょうか？

 

 

2015年11月22日(日)　「いい夫婦の日コンサート」

開場14：00／開演14：30

会費　コンサート　一般3,000円　学生1,500円　小学生以下無料

交流会　お一人様2,000円

スケジュール

14：30～15：00　野澤監督のお話「クリオン・ディグニティの映画を創ってみて」

15：20～15：50　はせがわファミリーが送るスターリィマンの世界＆朗読

16：00～17：30　菅純子「アベマリア」を歌う

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17：40～19：30　出演者を囲んで交流会（早稲田奉仕園内・リバティホール）