東京文化財ウィークに参加して、毎年秋に開催している「スコットホール公開日」。
今年は10月25日、とても風の強い日でしたが、約60名もの方にご来場いただきました。
13 時から始まったガイドツアーは、まず早稲田奉仕園の紹介DVDを見てから講堂内、正面を案内した後、二手に分かれて出発。
教会ロビー、2F舞台裏、2F臨時資料室、2Fテラス、タワー、屋根裏部屋と、建築当時の様子を紹介しながら案内しました。
地下には食堂があったこと、地下の厨房からリフトで食事を2Fまで運んでいたこと、地下、1F、2Fと装飾の違う3つの暖炉、タワーに登って秘密のドアを入ると屋根裏部屋へ、と普段入ることのできないところまで案内し、みなさまには楽しんでいただけたかと思います。
地下のギャラリーでは「田中忠雄・渡辺禎雄 二人展」を同時開催し、今回は特別に田中忠雄さんの油絵「ナザレの人」を日本キリスト教会館よりお借りし、にぎやかな展示となりました。
書いていただいたアンケートでは、大変良かったと好評をいただきホッとしています。
「大変貴重なものを見せていただきました。早稲田大学とのご縁も知ることができ、勉強になりました。」
「まずは煉瓦造りが見事でした。屋根の下が木造のハリだったのは感心しました。屋根裏まで丁寧に案内してもらい恐縮しました」
「歴史を感じ、また、教会で気持ちが落ち着き、とても楽しく素敵な時間を過ごさせていただきました。細かいところ、部屋裏まで見せていただき楽しかったです。」
「利用しながら保全している姿はすばらしいと思います。雰囲気が素敵です。親切で丁寧な説明に感動しました。」
「詳細に説明してくださってありがとうございます。使用しながらの文化財の保存は大変だと思います。100年近く良好な保存状態で、見学して良かったと思います。」
来年の秋も文化財ウィークに参加してスコットホールを公開する予定です。
どうぞお楽しみに。