7/26(土)、射すような暑い日差しの中、スコットホールに120名のお客さまにご来場いただきました。
プログラムのオープニングは重松華子さん(ピアノ)、小野瀬はるかさん(ヴァイオリン)、栗田裕子さん(歌)による「アヴェマリア」で始まりました。
第1部は、ユーロピアノ株式会社の白井康嗣さんから「ベヒシュタインー響きの秘密」と題したお話です。
ヤマハやカワイといった日本のピアノメーカーが創成期にベヒシュタインの技術者から技術を学んだという歴史や、その音色の特徴は、限りなく透き通った響きの中に散りばめられる色彩感にあること、またベヒシュタインを愛したピアニストの名演奏をパソコンの音源から流したり、重松華子さんの実演を通してベヒシュタインの魅力を解説していただきました。
また、今回ピアノの修復を担当した調律師の松下元さんからは、愛着のあるよいピアノは手を入れながら永く弾き継いで欲しいとのお話がありました。
第2部のコンサートは重松さんのピアノソロ、ドビュッシーの「アラベスク」でスタートです。
次いでソプラノの栗田裕子さん、ヴァイオリンの小野瀬はるかさんも加わって、クラシックの曲だけでなく、唱歌「夏は来ぬ」や栗田さん、小野瀬さんで活動しているcollceのオリジナル曲「天空へ」など、バラエティに富んだ全8曲を演奏していただきました。
曲の合間には3人の方から曲の紹介があり、演奏家のみなさんの温かいお人柄が分かるなごやかで楽しいコンサートになりました。
アンコールには3人の演奏に合わせてアレンジした「アメージンググレイス」で、満場の拍手の中、終了しました。
アンケートでは
「一音一音が光り輝く真珠のようなベヒシュタインの音色を堪能できました」
「ピアノの暖かい音、バイオリンの澄み渡る音、歌の迫力に心が洗われました」
「響きのよい、温かみのある建物で癒されました」
とのうれしい感想をたくさんいただきました。
今後もスコットホールでベヒシュタインピアノの響きを楽しんでいただける企画を開催していきたいと思っています。
詳細は随時HPにUPしていきます。どうぞお楽しみに。