4月20日(土)13:30よりギャラリーを会場に徐京植氏講演会「アジアと向き合うことの意味~ディアスポラ(離散者)の視点から」を開催しました。小雨の降るあいにくの空模様でしたが、定員いっぱいである30名ほどの方がご参加くださいました。
講演会では、徐京植さんと日本基督教団牧師である東海林勤さんが対談を行ったNHK「こころの時代」の映像をまず30分ほど観賞し、徐京植さんの生い立ちと韓国の民主化運動の歴史について学びました。その後の講演で、徐京植さんは今日の政治状況も踏まえながら、継続する日本の植民地支配責任の問題について鋭い問題提起をしてくださいました。テーマは大変に重く難しいものでしたが、ひとつひとつ解きほぐすようにお話くださり、大変惹きつけられる講演でした。
参加者に記入してもらったアンケートには、次のような声が寄せられています。
「もっとお話を聞きたかった」
「アジアとの向き合い方について、どれほど自分では分かっているつもりになっているか、実はもっと深く考えるべき部分があると思いました。意義深かったです。」
「加害者としての身体のいたみを知ってはじめて国として加害者であることに向き合えるようになってきました。そのことについてお話を聞いていて自覚しました。力が出てきました。」
▼講演をしてくださる徐京植さん(東京経済大学教授)
▼熱心に講演に耳を傾ける参加者の皆さん