STUDY HALL vol.6 開催しました

2016年12月7日(水)にSTUDY HALL の第6弾として、独立行政法人国際交流基金より小川忠さんをお迎えし、「大国インドネシアから考えるイスラームの現在地―経済発展を遂げる多宗教・多民族国家のイスラーム化とテロリズム」と題したプログラムを開催しました。

img_3121

早稲田奉仕園の運営する学生寮「友愛学舎」のOBでもいらっしゃる小川忠さんは、インドネシアのジャカルタに2度にわたって駐在されていました。講演の中で小川さんは、インドネシアの基礎的な情報から話し始めてくださり、そしてインドネシアで起こる「イスラーム化」について様々な面から迫ってくださいました。

「イスラーム」というと、中東の砂漠の宗教という印象が根強いかもしれません。しかし、最もイスラーム人口の多い国はインドネシアで2億人ほどです。第3位はインド、第4位はバングラデシュで、意外にも(東)南アジアの国が並びます。

インドネシアは、イスラーム教徒がおよそ9割を占めますが、多宗教国家として宗教的寛容性が大切にされてきました。そんなインドネシアでは、敬虔なイスラーム教徒として生きていこうとする人が増え、イスラームの宗教的価値観を「善きもの」と考える「イスラーム化」が社会や文化の様々な側面において顕著になってきているそうです。

近年、寛容なインドネシアのイスラームのあり方が退潮に転じるとともに、海外の過激思想の影響もあり、2016年1月には首都ジャカルタで連続爆弾テロ事件が起こります。現在、インドネシア政府は、「脱過激化プログラム」を推し進め、武力に頼らないテロ対策に取り組んでいる、ということです。

img_3125

詳しくは、新潮社より出版された小川忠さんの新著『インドネシア イスラーム大国の変貌:躍進がもたらす新たな危機 (新潮選書)』をぜひお読みください!

 

Share on reddit
Share on LinkedIn
Pocket
LINEで送る